2017年観た97本の中から、ベスト映画を語る。【中編】
前編では『沈黙』に熱が入りすぎましたね。
続きです。
『この世界の片隅で』
観た人も多いと思う映画。これからも繰り返し観て、色々な発見に気付きながら大人になりたいなぁ。タイトルの意味がわかるラスト、きゅんとした。優しくて淡くて、力強さがある。お豆腐と卵とレタスのスープみたいな映画だった。
『わたしはロランス』
「みんなドラン監督好き過ぎだろう~」って思っていたのだけど、これを観て納得した。恐怖、不安、愛、喜び、綺麗な景色に感動する気持ち……と、人間のたくさんの感情がワッと押し寄せてくるし、ドラマティックさもある映画らしい映画。多感ではあるけど、複雑なことも理解できる20代にこそ薦めたい作品。
『たかが世界の終わり』
ドランの新作は映画館で観ることができた。Filmarksで熱く語ってしまったので省略。
『サウルの息子』
2017年の中でおすすめしたいNo.1の映画。アカデミー賞外国語賞を受賞した作品はたいてい重いけれど、観る価値がとてもある。去年、映画評論家の町山智浩 - Wikipedia 先生の解説にどハマりし読み漁ったのですが、そのきっかけになったのが『サウルの息子』でした。
この映画はホロコーストの話で、ポスターから見てもわかるように、めちゃくちゃ暗い。ラストが特にわからず、「???」となるのですが、まぁ解説を読んでほしい。「観たけどよくわからなかった映画」って誰しもあると思うのですが、映画評論家の人はこうやって読み解いてくれるんだなぁと感心。
こんな素敵な4コマ解説もわかりやすかった!
『ぼくとアールと彼女のさよなら』
人におすすめ映画を聞かれて答えるとき、その人の好みや気分にあったものはもちろんのこと、なるべくマイナーな作品をチョイスできたらと思う。有名作の感想はネットにたくさん落ちているので。
『ぼくと彼女とアールのさよなら』もマイナー作品だけど、中身が濃い。甘すぎない青春ストーリー『ウォールフラワー』『JUNO』みたいなストーリーです。
ところでみなさん、そろそろ映画の話ばかりで飽きて来ましたよね。わたしは冬が苦手なので、楽しめるよう努力しているのですが、最近は雪国の動物の写真を眺めてがんばっています。
わぁっ
雪だ~~い!……はい、話戻ります。
『グッドフェローズ』
ちょっと古いマフィア映画。2017年は『トレイン・スポッティング』の続編が公開され、2018年は『キングスマン』の続編も。ぶっ飛んでる映画って無条件にみんな好きだよね。ワクワクするので特に男子におすすめの作品!
『ダンケルク』
待ちに待ったクリストファー・ノーラン監督の最新作も公開された。生きてて良かった。次はまた4年後くらいですかね。『ダンケルク』は新しい映画体験で、どっきどきした。町山先生の解説を読むと、観たさが増すはず!
よっしゃ後編いくぞー!