この映画がキラキラして見えるのは、勇気のおかげ。【映画:恋は雨上がりのように】
本当に小松菜奈が好きなんです、わたし。
だから原作ソックリのあきらと、地元で変なTシャツ着てるときは、雑誌やオフショットで見るような気の抜けたあきら。二面性が見れて本当に最高でした。ありがとう、小松菜奈ちゃんを主演にしてくれて。てなわけで映画「恋は雨上がりのように」を観ました。
原作にあったユイちゃんとバイト中に好きなものを言いあって、本当は「店長」って浮かんだけど言えなくて…ベッドの中で思い返すっていう大好きなシーンがなかったのがちょっと残念!
この映画は「恋するキラキラした気持ちと、雨粒や空のキラキラが綺麗」という風にまとめられたコメントをよく見かける。
わたしは年の差があっても芯が強い「あきらの真っ直ぐさ」と「かっこよさ」がポイントだと思う。
キラキラした魅力の前にもその先にも、あきらの実直さがある。ここまで誇りを持って、条件やルックスなんて関係なく「この人が好き」と思えることが、ます実直だ。だからみんなうらやましくて、キラキラして見えるのだ。
雨降りの横浜、輝くような晴天のグラウンド、ありありとした情景とキレイな音楽が沁みる。
そういえば、雨の日ってコーヒーがおいしく感じますよね。
わたしにとって髪の毛が崩れちゃうからニガテな雨の日の楽しみは、コーヒーがおいしく感じることと、近所の子どもたちがポンチョかぶってて雨の子みたいになってて可愛いところだな。
そして観終えたあとに知ったのが、大好きな女性カメラマン市橋織江さんが、カメラ担当だったこと。
どおりで雨の描写も、光の差し込み方も綺麗だなぁと。彼女が手がけてきたフィルム写真のような、爽やかなカットからときに深さがあるカットまで。これだけでお腹いっぱい!
そして原作とはまた違ったラストシーンにも拍手!
ドラマチック過ぎない、等身大な2人らしいラストだからこそ沁みる沁みる。
笑顔で涙を流す小松菜奈にもらい泣きし、爽やかな気持ちに。
こうやって頑張ることがあるっていいな〜。
わたしたちの月〜金、いつもの土日は大して変わらないかもしれないけれど、がんばるのも変えるのも自分次第よね。
昔追いかけていた夢にもう一度向かうのも良いし、新しいことを始めるのも良いね。
予告編で「片思いの先に、勇気を見つけた」ってコピーが出るんだけど、文字通りの作品でした。わたし含め、みんなも勇気、見つけにいきましょ。