スタバ界の「ヴァージン・スーサイズ」が、クリスマスで閉店した話。
わたしが一番だいすきだったスタバの店舗がクリスマスで閉店した。そう、目黒権之助坂店である。
この店舗は人もお店も優しい。店内でくつろぐ人は、思い思いの時間を過ごしていて、ゆったりしている。駅からほど遠くないのに、住宅街のお店のような時間が流れている。
そしてリニューアル後の店内のかわいさといったら。nendoの佐藤オオキさんがディレクションを担当した店内は、壁いっぱいに煉瓦模様とアイビーの葉っぱが描かれていて、良い意味でスタバっぽくない。外国の女の子のお部屋みたい。
大きな窓ガラスから差し込む光とか、ガーリーなところが、どことなく映画の「ヴァージン・スーサイズ」っぽい。
もちろんここまでガーリーではないけれど、ウッド調やスタイリッシュな新店舗が多いから、こんな気分になる。実はわたしのお気に入りはトイレで、壁に手書きをしたようなかわいいイラストがあるのだ。お手洗い借りるときにちょっとワクワクするって、珍しくないか、スタバで。
サブカルだいすきなわたしは佐藤オオキさんがもちろんすき。
どうしてこんなデザインが思いつくのだろうね?余談ですが、元奥様の清川あさみさも大大大すき。
偶然、代官山で見かけたときは感動した。お仕事の話し合い中だったけれど、実は小柄で、遠くから見てもキラキラしたオーラがあった。
「恋のメガラバ」なスタバ
思い返せば、ここのお店ではよく好きな人を待った。真夏のテラスでドキドキしながら、デートする人を待った。遠方に住む先輩が、派手な車でキキッと乗り付けたときは、盛大に笑った。「久しぶり~!元気だった?」なんて言って、昔の仲間を待った。待ったことが今、きちんと思い出になっている。ドキドキわくわくした。素晴らしいことだ。
Happy Holidays🌲
— スターバックス コーヒー (@Starbucks_J) 2017年12月25日
心あたたまるクリスマスを!#GiveGood pic.twitter.com/7dzOjNi6EG
スタバなんて全国どこにでもあるけれど、胸がこんなにキューンとするお店にはもう出会えないかもしれない。あの坂道を下る度にキューンと懐かしい気持ち、思い出すんだろうな。ここをだいすきにさせてくれた店員のみなさん含め、たくさんの思い出をありがとうございました。
父親の命日にマック食べた話。
年に1度、「羽目を外して飲んでいい」日を決めています。それが12月21日、父親の命日です。……が、今年はすっかり忘れていました。ずっと予定を確認する度に「12月21日って何かあった気がするけど、なんだっけな……予定入ってないしな~!」と思っていたのですが、そう、父の命日でした。
夜、二子玉川駅を降りた瞬間に気付き「あぁーーーー!今日、年に1度、家でバカみたいに飲んでいい日だった!!わぁ、もう遅い!!」と膝を叩いたものでした。
だって欲しかったんだもの、ハッピーセット。最近のハッピーセットって中身選べないんですね。欲しかったかわいらしい青いネッシーみたいなのが当たってうれしかったです。父よ、ありがとう。
クリスマスの思い出
今でもぼんやりと思い出すのが、クリスマスの日。当時受験生だったわたしは、塾で自習をしていました。トイレに行くタイミングで携帯をチェックすると、母から父が亡くなったというメールが入っていました。突然のこと過ぎて、大泣きできるわけでもなく、ちょっとだけ泣いた。
夜は友達と集合する約束をしていて、何事もなかったかのように過ごした。突然のこと過ぎて、家にまっすぐ帰る気力なんてなかった。大好きな友達といつものようにファミレスで過ごした。
ただ、全部全部終わったあと。
最後に見送ることくらいできたらなぁと、ちょっと思いました。誰のせいでもないし、誰かがしんでしまうことほど悲しいことはないけれど、お葬式すらないというのは不思議で。いたはずの人間がいきなり行方不明みたいにいなくなる。「ここのお墓に入っています」と言われてもにわかに信じがたいものです。
……これだけ書くと暗い話なのですが、そうでもない。
おかげでたいていのことは概ねうまくやれるし、元から強いパッションは更に強化されたし、生きているだけで割とハッピーです。やったね。
~真相が闇な話~
父はだめ人間で、どのくらいだめかって言うと、太宰治から文学の才能と謙虚さを抜いて、陽気にした感じなんですけど、うちでは全てがネタになっています。中でもわたしが好きなエピソードは、引っ越し17回した話とこちら。
亡くなる数か月前、お見舞いに行くと父は病気のせいもあってか、少しボケていました。最初は見舞いに来たわたしと母が分からず、「綺麗なお嬢さんが来たね。」と言い、それはそれは泣けたものです。携帯電話の電池の裏に貼ったプリクラで予習しといてくれよ。
その後話していると、徐々に思い出してきたようなので、ボケチェックのために母が「あなた、子供が何人いるかわかる?」と尋ねました。(正解は4人)
父「………」
父「6人!」
お願いだからそういう分かりにくい、本当かウソか絶妙なラインのボケやめてください。地味に信憑性あって、未だに笑えますから。
どうか来世でも幸せなハッピー野郎として生きてください。娘からのお願いでした。
わたしだって可愛いポケモンがいい。
突然ですが、みなさんは自分をポケモンに例えるとしたら、どのポケモンでしょうか?またはどのポケモンに似ていると言われるでしょうか。
女の子だったらイーブイとかプリンに似ている子、必ずいますよね。わたしが大学生だった頃は、みんながなんのポケモンに似ているか、わいのわいの ノートに書いたものです。
わたしは自他共にウパーに似ていることを自負していたのですが
・いつもなんとなく笑っている
・目が死んでいる
・何も考えていなさそう
26歳にして覆ったことが発覚したので、この度、筆を執った次第でございます。
~本題:わたしだって可愛いポケモンがいい~
ある日、この話題になり、意気揚々と自虐ネタを踏まえつつ「ウパーに似ているって言われるよ!えへへ!」と言ったところ
「……違うねぇ。ナマズンに似ているよ。」
「えっ」
「ナマズンだよ。知らないの?」
「(名前からしてすごく嫌な予感がする……)」
しかも技がなんとなく頭悪い。
その割に、「生き物なら好き嫌いなくなんでも食べてしまう」って怖い。ウパー食べられちゃうよ……。
何が悪いって、わたしのポケモンの知識は「金銀」で止まっていること。同じ世代のみなさま、そうじゃないですか?だからあなたも、似ているポケモンの像を一度見直してみましょう。新たなポケモンに似ている可能性があります。きちんと現実に目を向け、更新しましょう。
ちなみに
驚くことに、ピカチュウに似ている人っていなくないですか。もし「友達にいるよ!」って人は、ご一報ください。そいつがピカチュウだ。
ぴかぴ。
写ルンです、解説。
去年の私は、こんなツイートをしていました。
わたくし斜に構えて小馬鹿にしていたものにたいていハマるので、おそらく来年には写ルンです買ってる。
— ゆりな おーき (@yurinabc) 2016年12月25日
今びっくりしたことに、しかもクリスマスの夜。
すごい!なにしてたんだ!とつっこみたくなるツイート。
そして見事に
写ルンです、難しいんです。 pic.twitter.com/3lPTxMBiyY
— ゆりな おーき (@yurinabc) 2017年3月29日
こうなりました。
はい、おめでとうございます。
せっかく撮りためた写ルンです、来年の自分が見返せるように、写真にコメントを入れていきます。
最初の1枚
最初の1枚は大好きな上野から。上野に行く時は、誰かと飲むときだから、この駅を降りるといつもわくわくする。この街をおしえてくれた友達、ありがとう。
近所
やっぱ三茶は正義。
これは我が家。
ある雨の日、バスから降りると掲示板に「あめだけどがんばろう」と書かれていた。
うん、がんばろう。知らない誰かの体温を、たった一言で上げることができる掲示板ってすごいなぁ。
雨の夜、傘の中から撮影したら、雨粒がカーテンみたいになった。お気に入りの1枚。
昭和ながらの三角地帯。このわくわくドキドキは来てみなきゃ共有できないから、みんな来てね。
渋谷
通勤帰り。提灯があると、一気に百軒街は台湾のような空気に変わる。なんだかかわいい。
代々木公園で楽器を持ち寄ってお花見をした。来年も10年後もしたい。
六本木
安藤忠雄の「光の教会」の原寸大を見ることができた。なかなか大阪には行くことができないから、感動した人も多いはず!この後、ご本人からサインをいただく。宝物がまた1つ増えた。ぎゅむ。
遠出
日光東照宮、曇りの日に撮ったらセピア調の写真に!修復作業中で、この白い部分は塗りかけのよう。一緒に行った友達が「かっこいいけど、"厨二病の俺がデザインした寺院"みたい。」と心配していた。後から塗りかけ分かって、ほっとしていた。笑った。
はじめての彫刻の森美術館。自由だなぁ。
人とペガサスが空を泳いでいる。ロダンの地獄の門の対義語か?と思わせるような、明るい作品。タイトル調べたら「人とペガサス」でした。
箱根 彫刻の森美術館 THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM - 常設作品紹介 - カール・ミレス
あっ……意外と普通のタイトルなんだね……。
終わり。
今こそ本当の映画の探し方を伝授する。
Tumblrって文章長く書くと見づらいんですよね。
そのため今回はてなブログに登録しました。
「今こそ本当の映画の探し方を伝授する。」
ありがたいことに、おすすめの映画、よく聞いてもらえます。
ありがとうございます。数えてみたら、今年も100本近く観たようです。暇か。
おすすめ映画いっぱいあるんですけど、人並みに「LEON」「インターステラー」が好きなので、みんなもう観ている可能性が高いんです。
かといって複雑なタイトルの名前の映画言っても、みんな忘れちゃうじゃないですか。
そのため一番良い方法は、おすすめの作品そのものを教えることではなく、自分好みの映画に出会う方法を教えることでは……?という結論に行き着いたのです。
早速ヒュリゴー。
1.監督は信じてよい。
誰しも自分の好きな映画や、おもしろかった!という映画があるはず。
監督っていうのは、わたしたちが思っている以上に一貫性があって、独特の雰囲気をまとっていて、タバコの銘柄みたいなものだから信じてよい。
ちなみに、 ゆとり世代の若者の心にヒットを打ってくるのは大根仁監督です。
2.映画賞で選ぶ。
かなり使えます。今回本当はこれが言いたかったんです。
評価される映画ってアカデミー賞や、様々な映画賞を受賞していることがありますよね。
おもしろかった映画がもし、何らかの映画賞を受賞していたら、過去の受賞作品もあなたの心にヒットする可能性があります。
「作品賞」はもちろんのこと、「脚本賞」「美術賞」なんかも注目。自分好みの作品がゴロゴロ見つかることが。Wikipediaで過去を遡ってみましょう。
ちなみに私のお気に入りはヴェネチア国際映画賞全般とカンヌ国際映画祭の監督賞。あと、アカデミー賞の外国語映画賞はノミネートされただけでも十分見ごたえあります。
重いけれども。
3.製作国に着目する。
アメリカ映画とイギリス映画って一緒に見えるけど、実は違うんです。
時代設定や細かい美術が凝っていて、歴史ものや少し前の時代設定が多く、ウィットに富んだ作品が多いのがイギリス映画の特徴。みんな「キングスマン」や「トレインスポッティング」すきでしょ?
イタリア映画はシニカルでセリフが早いので、大まかなストーリー予習してから観るのも手。
フランス映画は空気がふわっとしていたり、ざらっとしていたりします。
「これ、どこが面白かったか分からない」という作品もありますが、ミステリアスな存在ほど後を引くのと同じで、忘れられない映画に出会えるはずです。
スペイン映画は奇抜でピカソや岡本太郎の絵画のようなインパクトがある。その毒々しさがイイ。
ドイツ映画は男性主人公で、心に訴えかけてくる内容が多いです。終始暗い・長いのもザラ。その分、鑑賞後の満足感がすごい。
同じヨーロッパでも国によって雰囲気が違うんです。
ちなみにデンマークやロシアの映画って、あまり入ってこないからこそ、選ばれし作品であることが多いのでおすすめです◎
4.フィルマークス、やるじゃん。
PRみたいになっちゃたんですけど、映画アプリのフィルマークスも信頼してよい。
興味なかった映画でもレビューの☆が高くて、映画館で試しに観たら……「めっちゃ面白い!食わず嫌いしてすみませんでした!!」となることが多々あります。
「ワイルド・スピード ICE BREAK」とか。
けど、これを信じすぎる必要ってなくって。
自分の好きな人のおすすめ作品だったら、評価が低くたって観るといいし、その時の気分や自分の趣味、がんばりたいこと(仕事や恋や夢)にフォーカスすると、自分好みの作品に出会えるはずです。
最後
ある時、母に「映画館で観ないと、映画は観たうちに入らない。」と言われました。
テレビで誰かが言っていたようです。
映画も一期一会だなぁって思うことがよくあります。ちょっとでも気になった映画は、映画館で観るに越したことはないです。
「つまらなかったな~時間無駄にした!」って思った時は、その映画のどこがつまらなかったかを掘ってみると、「自分の好みじゃない映画を見つけ、避けるセンサー」を身につけることができ、映画探し力がUPします。お試しあれ。
2017年末も、2018年も、これを読んだ人が素早く自分好みの映画に出会えますように。
そして偉そうに語ってしまいましたが、みんなの人生を変えた映画やとっておきの1本、超知りたいです。以上でした。