水野敬也さんが好き過ぎて、ブログ更新を心待ちにしている話。
満員電車に乗っているときや、仕事で行き詰って落ち込んでいるときに必要なのって、「やる気を出す方法」とか「ストレスフルに過ごす方法」みたいなライフハックよりも”笑い”だと思うんです。あとはペットの癒し動画とか。
あぁ~可愛い通り越して尊い。「夢をかなえるゾウ」やドラマ「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」の原作でお馴染みの水野敬也さんなのですが、実際のご本人はめちゃくちゃ面白い。オモコロにいそうな感じ。
そんなわけで、偏差値は上がりませんが笑わずにはいられないおすすめ記事をピックアップしました。そいやっ。
こういうはちゃめちゃな友達、みなさんの間にも1人くらいいたはずです。
編集者と打ち合わせがえりにスーパー銭湯行くところもすごいし、何よりスーパー銭湯に行きたくなった★★★★★
新橋は何歳になっても魔法使いに出会える国だと実感。
キーボードのキーを移植する話。毎日パソコンに向かってしか勉強していない人間にとってはめっちゃ笑える。
水野さんには何の罪もないのですが、昔イケメンバンドマンを取材したときに、「女の子に言われたいキュンとするセリフは何ですか?(*^_^*)」と聞いたら「唯我独尊……ですかねぇ」と返ってきて殺意が沸いたことを思い出しました。
わたしもピクサーのキャラクターを毛嫌いしてたので、痛いほど共感。仕事で取材入るときって、会社名より媒体名を聞かれるんですけど、恥ずかしいメディア名だと死ぬ。
1番好きな記事!わたしも相席居酒屋で「水野敬也って知ってる?」と聞かれたい。
衝撃なんてものじゃなかった記事。映画「ハングオーバー!」シリーズみたいな話。水野敬也さんの記事を読んでいると、面白いことって日常そこら辺に落ちているんだなぁ、面白い人って感性が豊かだよね、としみじみ。
おまけ。美女とデートに行くシリーズも好き。もう楽しみを通り越して、美女のビビっちゃっているところも好き。あと女優さんたちのファッションとメイクも素敵!こちらは女の子にもおすすめです。おしまい。
特別な”夏休みの思い出”が欲しかった。【映画:ほとりの朔子】
誰だって映画「スタンド・バイ・ミー」みたいな特別な夏の思い出がほしい。だけど持っていない日本人の方が大多数なのではないか。
お盆はおばあちゃん家に帰省して、時間がぼうっと過ぎていく、なんでもない夏を過ごす。まさにわたしがそうでした。たいてい夏の思い出になるような出来事は、8月の中旬やお休みのど真ん中に起きてはくれない。夏の準備が始まる6月の蒸し暑い日とか、9月のビールがおいしい夜とかじゃないだろうか。なんでだろうね?
映画「ほとりの朔子」を観た。深田晃司監督の「淵に立つ」が衝撃で、狂気の沙汰みたいな女優・二階堂ふみが主演とあれば観ないわけない。赤いワンピース似合うね~。映画「蜜のあわれ」を思い出した。
この映画と同じく、ちょっとむちっとしていて、でも華奢なところもあって、いわゆる日本人の女の子体系な二階堂ふみのあやめかしさにドキリとした。モデルさんよりも、近所のあの子にドキッとする、どこかいけない感じに似ている。
夏休みに、羽を伸ばしにきた浪人生の朔子(二階堂ふみ)。浪人生だけど、夢ややる気に満ち溢れているわけでもない。ちょっと退廃的だけど、どこにでもいるような普通の子だ。
美人な叔母(鶴田真由)に、叔母の幼馴染のおじさん(古舘寛治)。そのおじさんの元に身を寄せる甥(太賢)。朔子の2週間が始まるわけなのだが、まぁ不穏不穏。みんな言わないけど、何かしら影を抱えている。叔母さんの家、ほとり、海、喫茶店、おじさんが働くホテル、駅……とRPGゲームさながら、朔子は町中にどんどん足を運んでいく。
役者陣の生ぬるいしゃべり方、「え?」「ん、あぁ……」とか日本人独特な会話の隙間、たわいもない内容がリアル過ぎて狂気。だけど、海でキラッキラとはしゃだり、将来の夢を見つけたり、夏祭りに心躍らせるテラスハウスのような恋物語を見るために、この映画があるんじゃない。しっかりと自分の足で歩くために、どこにいても自分の存在がきちんとわかるようになるために。この映画で、登場人物と一緒に不思議な時間を過ごす必要があるのだ。
みんな毎年同じような夏休みを繰り返していると思うから、こんな不穏な冒険もたまには良いのかもしれない。今、真冬だけど。
漫画「キングダム」が面白すぎて、4時間半睡眠をこなした話。
もうタイトル通りです。みなさん漫画「キングダム」、ご存じですか?なんと連載してからもう10年経つんです。
漫画「キングダム」の面白さは、もう語りつくされているので省略。ちなみにわたしは「ヴィンランド・サガ」が好き過ぎて、1巻から読み直したら熱くなり、キングダムにも手を出した。50巻近くある禁書と知りながら。
「キングダム」も「ヴィンランド・サガ」も争いのない国を作る&平和のために開拓し、戦っていくんだよ。かっこよすぎやしないかい。北欧もアジアも人類みな兄弟。だけど違う今回の本題は。
~4時間半睡眠をなしとげるコツ~
「キングダム」も読みたいけれど、他にもやることがある。つい気になって夜更かししてしまう。スタバのオープン(AM 4:30起床)ですら早起きが苦手だったわたしが挑戦したのが、4時間半睡眠だ。
スタバ時代は絶対に遅刻できないと思い、寝室の入口にスマホを置いたり、はたまたスマホを握りしめながら寝ていた。物理的に起きられるのだけど、これだとどうしてもバイト後に眠くなってしまうのだ……。前日に早く寝て睡眠時間をトータル7時間にしても、スタバ時代は眠くなる日も多かった。数日間にわたって4時間半睡眠をやってみて思ったのが、変に長く寝るよりもシャキッと4時間半(または6時間)の方が、自分には向いていた!
使えるコツとしては
①「起きる」のではなく「ベッドから立つ」!(これはかなり効く。まだ寝たい~とベッドにもぐる前にベッドから体を起こし、「立つ」ことを意識する。)
②ストレスにならないルールを作っておく(土日はいつも通り、人のお家にお泊りするときは合わせる等。心にゆとりができる。)
③コーヒーはマスト
④寝る前のお風呂は肩までゆっくり~
⑤朝ごはんは起きるのが楽しみになるようなメニューを用意する(朝早い女子アナさんが言っていた!)
⑥眠いときのBGMはWANIMAかホルモン(歌詞も気になってきて目が覚める。これも効くので騙されたと思ってやってみてほしい。)
「どうしても眠いときは、デスクで15分お昼寝するといい」とよく聞くと思うけれど、わたしは逆に肩が凝ったり、「起きなきゃ!」とストレスになったりしたので、やっていない。その代わりに「電車やバスで寝る」「少しだけ目をつぶる」ようにしていた◎通説はあるけれども、色々試して自分に合った方法で、ストレスを溜めずにいるのが一番いいと思う。
そしてわたしは着実と「進撃の巨人」(しかも2週目)に手を出している。それにしても「キングダム」が面白すぎたのがいけない。全部国のせいだ。
他人の力で、人は幸せになれない。【映画:嫌われ松子の一生】
映画「嫌われ松子の一生」を観た。 本作は蜷川実香好きな女性にぜひぜひおすすめしたい。「さくらん」や「ヘルタースケルター」のように華々しくて、毒々しい。
曲が良い
木村カエラ、及川リン、AI、BONNIE PINK、和田アキ子。どんどんテンポ良く出てくる。コントラストが高めなザラついた映像が、フィルムカメラのよう。冒頭の渋谷のシーン、2000年ってウルフヘアの女子高生がそこら辺にいて、女子高生やギャルを勧誘してくる悪い大人もたくさんいましたよね。メールが流行っていた時期です。今見ても奇妙な怖さがある。
あんなに美しい中谷美紀が誰?って思うくらい可愛くない。(褒め言葉)
ところどころミュージカルが入る。その設定はまちまちで、遊園地のように可愛かったり、女死刑囚として映画「シカゴ」のようにかっこよかったり。この飽きさせない展開と楽曲のおかげで、ストーリーは絶望的でも、重くなくどこか明るく見ることができる。
真面目な性格の松子。真っ直ぐな性格ゆえか、松子は耐えきれない大きな出来事が1つあると、カッとなって当たるか、相手に頼りきってしまう。家族、上司、男。その対象はまちまちだ。でも本当はただ普通に生きて、幸せになりたいだけ。大きな夢があるわけでもない、良い意味で普通の女性だ。でも致命的な恋愛依存症なのだ。親友が本気で叱っても効果はない。
他人の力で幸せになると、たったちょっとの出来事が地獄に変わりうる。途中で出てくる「人間の価値って人に何をしてもらったかじゃないよね。何をしてあげたかだよね。」というセリフ。一見、後者のように見える松子は前者なのだ。おひとり様女子も増えたし、独身も珍しくない現代。「恋愛依存症」という言葉でくくってしまったけれど、これが当たり前の時代だってあったのかもしれない。
エンターテイメント性が高くて、悲しくも純愛が抜け落ちた日本版「ムーラン・ルージュ」みたいな「嫌われ松子の一生」。最後にアピールしたいところは、ちょい役のキャスト。若かりし頃の瑛太、市川実日子、伊勢谷友介、柴崎コウ、スカパラの谷中敦、江口のりこ、蒼井そら、ゴリ、劇団ひとり、クドカン……と有名人しか出てこない。もっともっといる。映画「モテキ」の大根仁監督のように、わたしのようなサブカル勢の心をくすぐる脇役ばかりである。
1人でも楽しく生きる女性が増えた今だったら、松子はもう少し楽に生きられたのだろうか。やっぱり答えはわからないや。
【おすすメディア】みんなどっかしらハマる。26歳メディア系女子による、おすすめメディア10選
みなさん俗に言う「携帯いじっているとき」って何をしていますか?LINEニュースやスマニューを見たり、メディアのニュースやコラムを何となく読んでいる~って方も多いはず。そこで今日は元女子向けキュレーションメディア勤務・筋金入りのサブカル女子がおすすめのメディアやらを挙げていきます。暇つぶしにぜひどうぞ。
おすすめディア①「オモコロ」
サイト解説が「いくら読んでも無料、
オモコロってサイトがおしゃれな訳でもないしイケてる訳ではないけど、自分の中の語彙力が徐々に増えていくのは確か。ちなみにわたしはこの記事を読んでから、1人で街中で「世にも奇妙な物語」みたいな話を考えている。たいてい中盤で挫折するけど。
おすすめディア②「FAVOR」
お百貨店に足を運ばなくても「こんなコスメあるんだ!」に出会える。見た目が地味なコスメもFAVORの手にかかればフォトジェニックに。個人的には昔の方が一緒に写っている小物や小道具にこだわっていた印象。ぜひ遡ってチェックしてみてほしいです!
おすすめディア③「PRIS mag パリマグ」
いやもう文句なしに可愛い。パリに行かなくてもパリ気分が味わえるし、日本でもこんな風にカフェや雑貨をパリ風に楽しめるんだ~って発見がある。シンプルだけどサイトデザインも可愛い。
ちょっと逸れるけれど、Pascoの公式サイトも見る度にワクワクするのでマメにチェックしている。
おすすメディア④「BASEMENT-TIMES」
毎日「更新されてないかな~!」と覗くサイト。バンドマンは全員読め。オモコロしかり、文章やその人のユニークさで勝負できる世界ってすごい。いつか石左さんとお酒飲むのが夢だけど、好きなバンドふるぼっこにされそうでウケる。
特に心持ってかれた記事。
おすすめディア⑤「CINRA.NET」
集まれ、サブカル勢。メディアのサブカルほいほいことCINRA.NET。サイトがごちゃっとしているからおもちゃ箱みたいで、あっちこっちから情報が飛び出てくる。カルチャーの最新ニュースをGETできるのはもちろんのこと、インタビュー記事が読み応えあって好き。
おすすめディア⑥「SOLO」
素朴な感じで可愛くて好き。読んでると心がゆったりしてくる。何もない金曜日の夜とかにおすすめ。メディアだけど読んだ後はスマホを遠くのソファに置いて、読書したくなる気分になれるところが最高。
おすすめディア⑦「honeyee.com」
おしゃれすぎない???見たことがないブランドやライフスタイルに出会える。大衆って感じじゃないところがイイ。ニュースメディアのトレンド記事とは違って、自分だけのお気に入りに出会えるはず。
おすすめディア⑧「キナリノ」
こんな生活がしたいものです。やっぱ面白いよ。みんなもう知っていると思うけど。男の子が読んでもどこか面白いと思えるコンテンツがチラホラ。
おすすめディア⑨「CAREER HACK」
特に男の子におすすめ。IT系勤務じゃなくても、企業家やお偉いさんの貴重な話をサクサク読めるので、雑誌を読んでいる感覚に。世の中にはすごい人がたくさんいるよね~!かといって「意識高い系」過ぎないところが◎
おすすめ⑩「六本木未来会議」
新海誠とか安藤忠雄とか、著名人がゴロゴロ出てくるからびっくりする。六本木ってデザイナーに愛されている街だな~とつくづく感じる。都会だけど公園や自然もあって、こういうコンセプトのある街が増えればいいな。東京にNYは作れなくても、東京や地方の良さを活かした魅力的な街作りは、クリエイターが携わることで実現すると思う。
インタビュー記事ってオフィスでの撮影だったり、似通った写真になりがちなんだけど、六本木未来会議はインタビューされる人の写真にも注目。最高にかっこよく撮れている。ポーズも走らせてみたり、角度を変えてみたり。ぜひ写真にも注目して読んでほしい。
キュレーションメディアで集められた選りすぐりの記事を追うのも良いけれど、お気に入りのメディアがあると、もっと楽しくなる。だからキュレーションメディアや大衆のセンスに頼りきってしまうのは勿体ない。1つでも興味深いメディアが見つかれば幸いです~!
2017年観た97本の中から、ベスト映画を語る。【後編】
今、隣の席で外国人グループの会話で「shortcake」という単語が頻出しており、気になってそれどころではありません。(しかもそのうちの1人はオーランド・ブルームに似ています。)
映画『マリー・アントワネット』の靴はマノロ・ブラクニのお手製!だけど、クローゼットのなかに1足だけCONVERSEのブルーのスニーカーが混じっている。豆知識でした。
続きです。
『あなた、その川を渡らないで』
2017年、人生で一番感動して泣いた映画に出会った。観終わった瞬間、冒頭の意味がわかってもう一度観直して、また別の角度から泣いた。韓国にいる老夫婦のドキュメンタリー映画。
作中では語られていないのだけど彼らは一般人で、いつも市場にお揃いの服を着た仲睦まじい老夫婦がファッションスナップされていて、それをたまたま見つけた監督が興味を持って映画化~という奇跡の作品。おじいちゃんもおばあちゃんも可愛すぎて、どんな恋愛映画にも適いません。タイトルやあらすじから、結末が読めちゃうんだけどさ……それでも大号泣。
『裸足の季節』
また外国から面白い映画がやってきた。フランスの映画監督によるトルコを題材にした作品。オリエンタル版『ヴァージン・スーサイズ』という感じ。美しくてキラキラしていて、仄暗くて。日本なら岩井俊二監督好きにおすすめ。
この監督にとって初の長編映画だそうなので、次回作もたのしみ!どんどん女性監督には、こういった女性ならではの繊細な映画を撮り続けて欲しい。
『淵に立つ』
『裸足の季節』のようにヌルッとしていて、浅野忠信の狂気を感じた誰も浮かばれない映画。サスペンス小説を読んでいる時と同じ感覚ね。
『怒り』も「どうしたらこんなに怖いものが撮れるんだろう?」って思ったし、観た後ハッピーになるわけでもないけど、こういう世界を知っておくことは人の痛みがわかることと近しいはず。
10月はなんと第30回東京国際映画祭(2017)の特別パスをいただいた。多くの映画のなかから選りすぐって集められた作品は、どれも胸が痛くなった。またいずれ記事にしたい!
プログラムとにらめっこして、六本木の映画を渡り歩いた数日間は、もうなかなか体験できないだろうな。仕事辞めてよかったな。
重たい映画が並んでしまったけれど、評価が一番高いバカ面白い映画も紹介したい。
映画好きもそうじゃない人にも万人におすすめします。わたしもシリーズのファンでなく、前評判が良過ぎたので映画館へ足を運んだら……「マッドマックスと並ぶ、ハイスピードなバカ映画ってあるんですね!あはははは!!」って感じで最高でした。爽快な気分になりたい平日とか、自分へのご褒美兼ねて金曜日とか、あした会社やだな~っていう日曜夜とかに観るといいよ!
2017年は大好きな映画の最終シリーズが続々公開された。また1つ楽しみが終わってしまった。どれも最後まで美しかった。
ありがとう武。君の作品が面白すぎて、仕事が手につかない24 -TWENTY FOUR- - Wikipedia現象になったことは忘れません。
あとこれも。友達いたはずなのだけど、友達いなくて原作の「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」をループして読んだ学生時代でした。ハヤカワSF文庫サイコー。俺の中の厨二病。フィリップ・K・ディックにも2049見せてあげたかったよ。
もちろん持ってるよ!フィリップ・K・ディックの名作がTシャツになったブランド「PKD」がおしゃれだったのだけど、今はないよう……。サイトデザインも近未来でおしゃれで、訪れるたびワクワクしていた。Tシャツ売っているだけなのだけど。
大トリ『ムーンライト』
長々読んでくれてありがとうございました。No.1だったのがアカデミー賞の読み間違え事件でもおなじみの『ムーンライト』です。
助演男優賞のマハーシャラ・アリ、出演時間たった24分だってよ。すごい。主人公のお父さん的ポジションで出てくるのだけど、作中の名言は自分に言われているかのような気分になり、主人公になった体験ができる。
黒人をブロンズ像のように輝かせて見せたり、海や空がきらめていて見える”カラーリスト”という職人による映像美。最新バンドのMVにいつも心ときめかせている人は、ぜひ観てほしい。
学校ではいじめられ、家は貧しく育児放棄されている主人公。だからといって変に暗いわけでもなく、希望や夢を持っているわけでもない、どこにでもいる少年だ。「自分が何か?自分は何になるのか?は自分で決めるんだ。他人に決めさせるな。」物語の序盤で出てくるマハーシャラ・アリの言葉が、映画の終盤も、なんなら観終わった後も、心に残った。忘れられない一言が出てきて、日常のなかでもふと思い出したりして。名作ってこういうものだ。
渋谷のアップリンクで期間限定上映していますよっと。みんなの2017年No.1も聞かせてね。続きは会ってお酒を飲みながら。
2017年観た97本の中から、ベスト映画を語る。【中編】
前編では『沈黙』に熱が入りすぎましたね。
続きです。
『この世界の片隅で』
観た人も多いと思う映画。これからも繰り返し観て、色々な発見に気付きながら大人になりたいなぁ。タイトルの意味がわかるラスト、きゅんとした。優しくて淡くて、力強さがある。お豆腐と卵とレタスのスープみたいな映画だった。
『わたしはロランス』
「みんなドラン監督好き過ぎだろう~」って思っていたのだけど、これを観て納得した。恐怖、不安、愛、喜び、綺麗な景色に感動する気持ち……と、人間のたくさんの感情がワッと押し寄せてくるし、ドラマティックさもある映画らしい映画。多感ではあるけど、複雑なことも理解できる20代にこそ薦めたい作品。
『たかが世界の終わり』
ドランの新作は映画館で観ることができた。Filmarksで熱く語ってしまったので省略。
『サウルの息子』
2017年の中でおすすめしたいNo.1の映画。アカデミー賞外国語賞を受賞した作品はたいてい重いけれど、観る価値がとてもある。去年、映画評論家の町山智浩 - Wikipedia 先生の解説にどハマりし読み漁ったのですが、そのきっかけになったのが『サウルの息子』でした。
この映画はホロコーストの話で、ポスターから見てもわかるように、めちゃくちゃ暗い。ラストが特にわからず、「???」となるのですが、まぁ解説を読んでほしい。「観たけどよくわからなかった映画」って誰しもあると思うのですが、映画評論家の人はこうやって読み解いてくれるんだなぁと感心。
こんな素敵な4コマ解説もわかりやすかった!
『ぼくとアールと彼女のさよなら』
人におすすめ映画を聞かれて答えるとき、その人の好みや気分にあったものはもちろんのこと、なるべくマイナーな作品をチョイスできたらと思う。有名作の感想はネットにたくさん落ちているので。
『ぼくと彼女とアールのさよなら』もマイナー作品だけど、中身が濃い。甘すぎない青春ストーリー『ウォールフラワー』『JUNO』みたいなストーリーです。
ところでみなさん、そろそろ映画の話ばかりで飽きて来ましたよね。わたしは冬が苦手なので、楽しめるよう努力しているのですが、最近は雪国の動物の写真を眺めてがんばっています。
わぁっ
雪だ~~い!……はい、話戻ります。
『グッドフェローズ』
ちょっと古いマフィア映画。2017年は『トレイン・スポッティング』の続編が公開され、2018年は『キングスマン』の続編も。ぶっ飛んでる映画って無条件にみんな好きだよね。ワクワクするので特に男子におすすめの作品!
『ダンケルク』
待ちに待ったクリストファー・ノーラン監督の最新作も公開された。生きてて良かった。次はまた4年後くらいですかね。『ダンケルク』は新しい映画体験で、どっきどきした。町山先生の解説を読むと、観たさが増すはず!
よっしゃ後編いくぞー!